ラーメン「正平」

子どもがまだ幼稚園だった頃…だったかなと
考えてしまうほど昔に、保護者の飲み会の後、
その締めにとみんなでダラダラ歩いて行った。
「けっこうしょっぱいな〜」と思ったぼんやりとした記憶があって、
いつか確かめたいと思っていた。

　　

場所は、山形市内夕焼けロードの山辺寄り。
午後1時過ぎに店に入ると、
食べ終わってから話し込んでるおばちゃんが二人だけ。
しばらくメニューを眺め、ラーメンを注文。
いつもメニュー見る意味があまりないですね（笑）

珍しく中華ドンブリではなく、和風のドンブリ。
（これは魚系のダシか…）
と思ってスープをすすると、あらら♪牛ダシではありませんか！
しかもかなり上品に仕上げてあります。
ふ〜ん、美味しい（笑）

　　

麺はというと、これがさらになかなか。
太めの縮れ麺で、モチモチとした食感と強いコシ。
茹で具合もぴったりで、気に入りました♪

支那竹も素材の風味が活きる素朴な味。
チャーシューは脂身が少なく、
箸で持とうとするとホロホロとくずれます。

さて、肝心の「しょっぱさ」ですが…
濃い味が好きな人にはちょうどいいかな。
そのへんは微妙なぐらい…の、しょっぱさです。
でもね、味がいい。牛の、前に出過ぎない香りと、
しょうゆの香りがうまくマッチしていて、
これは時々食べたくなるなー。

満足して店を出たところで、初めて気が付きました。
この店、味付けがしょっぱいのは当然なのです。
どうしてか。
「正平」と書いてこうふりがなが振ってありました。