海まで自転車ツーリング2006 -2-

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■8/15 走行距離:約80km
遊佐・吹浦西浜→八幡→松山→新庄→舟形
[あゆっこ村キャンプ場泊]


天気はドピーカン♪
キャンプ場の松林を一歩出ると、
澄んだ青空が「ワッハッハ」と広がっているのだった。

場内はお盆休みのど真ん中ということで、
例年通りの激混みだったが、それでも居心地のいいのが、
西浜の不思議なところだ。
松林のおかげで、日射が直接入らず、多少寝坊しても、
テント内で汗ビッショリということもない。
砂地なので、テント設営の時に松ぼっくりさえ除ければ、
実に寝心地もいいのだ。
正確ではないが、たぶん、通算60泊じゃきかない、と思う。
 
 


僕のお宿。
以前、自転車ツーリング「山へ」でも一度お披露目しているソロテント「SOUTH FIELD SF321MD」(ホントは2名用)。
設営の簡易さ、自転車と組み合わせての前室の確保など、コストパフォーマンスは抜群である。
 


1日目の夜は21時に早々とダウン。その代わり朝早く目が覚めた(笑)5:00。
脚だけ満身創痍状態。でも、湿布薬を貼りまくったおかげで、筋肉の痛みは残ってなく、今日もなんとか走り出せそうだ。連日の長距離と、吹浦〜舟形間は初体験なので、さてどうなることやら。
 


吹浦駅前の旅館に宿を取っていた「ウサギさんチーム」は、ベースキャンプで朝食後、一足先に出発。
今日も復路150kmを走り、山形へ戻るという強行軍。いやはや恐れ入る。


「カメさんチーム」はテント撤収後、のんびりと出発。10:00。
すでにものすごく暑い。
こぎ出してすぐ、あまりにキレイな鳥海山をバックにセルフタイマーで記念撮影。
(トリミングしたのがタイトルバックの写真)
 


 
強烈な向かい風、ゼエゼエと平田。11:00。
庄内平野の広々とした田園風景の中を、快適に走るはずだったのだが…進む方角が変わっても、ずっとずっとずーっと向かい風なのはどういうワケだ!全然距離が稼げないうえに、ただでさえ少ない体力がどんどん消耗していく。
トホホである。

yuuya、左首筋から肩にかけての痛みがひどくなる一方。左手はハンドルを持っていられない状態だ。しかもこの強風…。
 


ちょっと早めの昼食を松山の「四十番」で。11:30。
当然のように熱いラーメンを食べたら、走っている以上に滝のような汗が。でも美味しかったぁ♪(詳細はラーメンレポートで)
注文したラーメンを待つ間に、yuuyaの自転車のアシストバーの位置を負担の少ない上向きに調整。これでもう少し頑張れるか…。
 


途中、ベニバーズいしづかで、毎度のごとく歓待を受け、萎えた気力を奮い起こしてようやく清川橋。13:00。
しかし、この写真がyuuyaの最後の勇姿となる。

風の町「立川」はさらに風が強く、いくら漕いでも前に進んでくれない。風車がブンブン!回っている。いしづかのママさん曰く「ここはしょうがないけど白糸の滝過ぎたらおさまるよ」。ところが、行けども行けども、止むことを知らずに真正面から吹きつけ続ける風、風、風。
白糸の滝ドライブインで休憩し、行けるところまで行こうとyuuyaを励ますが、いつもならバックミラーに映らないほど、影のようにピタッと付いてくるのに、完全に遅れ始める。

限界。残念ながら、道の駅とざわでyuuya無念のリタイヤ!
「カメさんチーム」は、カメ一匹となる。
 


カメ一匹、黙々と歌いながら(笑)47号線から13号線と走り継ぎ、今日のキャンプ地「あゆっこ村」への登り口に到着。16:30。
本合海から鮭川に抜ける交差点のところで、自動販売機のミネラルウォーターを買い、ほんのちょっとだけ飲み、残り全部を頭から体全体にかけた。冷たくて気持ちいい。シャキッと目が覚めるようだ。
一人旅は嫌いじゃないけど、今までいっしょに走っていた相棒がいなくなると、やはり寂しい。漕ぎ続ける気持ちを自分一人でキープしなきゃならないからね。
 


「温泉だ♪温泉だ♪」と、キャンプサイトまでの最後の坂道を必死こく。16:40。
アユの逆さ串刺しで有名な(笑)あゆっこ村キャンプ場のいいところは、チェックインからチェックアウトまでの間、隣接する温泉が入り放題なこと。(といっても僕は一度しか入らなかったけれど)

この日は強風に悩まされたものの、その分さらにペースを落としたため、少し余裕をもってゴール。60〜80kmぐらいなら、毎日移動する旅でもなんとかなりそうなことがわかった。昨年夏、飯豊白川まで1泊2日のツーリングをした時も、片道約60km、往復120km。これからの目安にしよう。
 


この夜も、湿布薬三昧(笑)しかも、やっぱり早々にダウン。21:00。
温泉に入り、すっきりしたところで、今日もサポート隊が準備してくれた食事をいただく。ありがたい♪ビールを飲んでいるうちにあっという間に眠くなった。寝る間際にさっぱりとそうめんをかき込み、テントにもぐり込む。爆睡。

猛獣のような大イビキがあゆっこ村に一晩中響き渡ったとか…。
 
 
■「ウサギさんチーム」の様子は…「My Favorite Goods&Foods Life」で♪
My Favorite Goods&Foods Life:日本海西浜ツーリング2006 復路
 
 
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↑あの強風が冬中吹きまくると考えたら、庄内人のたくましい明るさが理解できると思った