すっぽこ通信 6/6号

山形県麺組合かどこかで、我が「すっぽこ研究所」の
スポンサーになってくれないもんですかね?

…なんて虫のいいことを考えている、
今日この頃のすっぽこ所長です。
もし関係者の方がご覧になっていたら、
ぜひ、ご一報ください(笑)←笑ってるけどマジです。

さて、今日は内容の薄いa主任研究員の日報(笑)と、
コメントにいただいた貴重な情報をお届けします。
 
 

< 日報 >  *すっぽこ研究所 a主任研究員

5/31号でアップされた、
野々田万照氏お召し上がりの「すっぽこ」画像をみつつ、
さらに応援メッセージまでいただき、私も大変感激しておりました。
所長ってば、大胆にもさりげなく、
すっぽこのテーマなんておねだりしちゃって〜、もう。

あ、それと、先日はわざわざvigoFMのスタジオまで
ご足労いただきまして、ありがとうございました。
「すっぽこアワ〜♪」
タイトルも決まったことだし、
・・・やっぱり・・・サウンドロゴ、ほしいですね〜(爆)。

じょ、冗談です、冗談です。

でもせっかくラジオ番組でのトークですから、
野々田氏が手掛けていらっしゃる楽曲などもおかけしつつ
「すっぽこアワ〜」を放送できたらいいなと思っております。

もちろん将来的には、
幅広層にすっぽこを親しんでもらうことを目的に、

   ・「すっぽこの歌」の歌詞
   ・「すっぽこキャラクター」のデザイン
   ・「すっぽこ体操」の振り 
   ・「オリジナルすっぽこレシピ」
   ・「心に残った1杯のすっぽこ」をテーマにしたエッセイなど、

さまざまな公募企画を検討中です。  以上、本日の日報にかえて。


【所長所感】

■すっぽこ化が加速するa主任

最近特に思うのだが、皆様もお気付きのように、a主任研究員のノリがかなり異常である。この点を本人に問いただすと「そういう場所を求めていたのかも〜♪」だそうだ。ふむ、じゃ「見つかった」ということか? 

私自身もそうなのだが、いつ何時でも、その状況の如何にかかわらず「すっぽこって知ってます?」と切り出す機会を、虎視眈々と伺っている自分に気が付く。これは、大刀に常に手をかけているようなもので、かなりキケンな状態である。相手からすると「アブナイ」やつである。このような症状に陥ることを、我が研究所では「すっぽこ化」と呼ぶことにしている。すっぽこ化した場合は、名前に「すっぽこ」の冠(称号)を頂くことができる。「すっぽこカ○リ」とかいう風にである。

この称号が与えられた者には、近々、すっぽこ研究所オリジナル「すっぽこ名刺デザインデータ」を進呈する予定だ。普段仕事で使っている名刺の裏面にぜひ活用してもらいたい。すっぽこロゴについては、現在、へっぽこ研究員が鋭意制作中である。

■ジャパンすっぽこサミット(JSS)実現に向けて

a主任研究員が提案している「すっぽこの歌」「すっぽこキャラクター」「すっぽこ体操」「オリジナルすっぽこレシピ」「心に残った1杯のすっぽこ」エッセイへの取り組みは、すべて、すっぽこの完全復興を目的にした普及率のアップという、大きな野望を実現する足がかりに過ぎない。当然、これらの発表の場が必要だ。これを所長は、やがて開催されるであろう「すっぽこサミット」のオープニングセレモニーとして位置づけたい。

現在、サミットへの招聘を予定しているのは、長崎県「卓袱」、香川県「しっぽくうどん」、京都府「しっぽく」、滋賀県「のっぺいうどん」、岩手県「すっぽこ」、そして我が山形県「すっぽこ・しっぽこ・すっぷぐ・すぺご」である。(しかしなんと山形県のバリエーションの豊かなこと!)

当然ながら、各知事にも出席いただく。特に山形県知事・斉藤弘氏からは、開催の冒頭で氏が提唱する「山形セレクション」に「すっぽこ」が認定された旨の報告がなされるであろう。素晴らしい!
サミットの内容は、「すっぽこパネルディスカッション」「すっぽこライブ」「各地のすっぽこ試食会」などを中心に、3日間に渡る多彩なイベント、催事を企画中だ。

(a主任のノリがうつってしまったようだ)

冷静さを取り戻すために、次のまともな話題にすっぽこ移動する。

■しっぽくがあんかけ化した「のっぺい」

まずは、京都在住の南郷力丸さんから求む!「すっぽこ」情報に寄せられたコメントをご紹介する。

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さて「すっぽこ」というのは、関西でいう「しっぽく」のことでしょうか?
元々は長崎の「卓袱」料理が語源でしょうが、ほうれん草などの青野菜とかカマボコ、しいたけがのっているうどんを「しっぽく」うどんと言い、さらにあんかけにしたものを「のっぺい」うどんと言います。
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「のっぺい」汁という、お盆の時期に作るとろみのついた汁物もあります。
でも、そもそも、長崎の「卓袱」料理が、なぜ「しっぽく」うどんになったのか、わかりませんが。
ちなみに、長崎と言えば「皿うどん」ですが、このトッピングが野菜や魚介、かまぼこのあんかけですが、「長崎風=しっぽく」ということなんでしょうかね。
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長崎の皿うどんが、ドンブリうどんに形を変えて伝わる過程で、その料理が長崎にちなんだ「卓袱」からネーミングされた…と南郷さんは推測している。これはかなり信ぴょう性が高いと私も思う。しかし、逆に疑問も多い。

その疑問とは、あんかけ・非あんかけの不自然さだ。

 長崎/皿うどん(あんかけ
     ↓
 関西・四国/しっぽくうどん(非あんかけ
     ↓
 関西(滋賀ふくむ)/のっぺい(あんかけ

皿うどんからの系譜として「しっぽく」があるとしたら、一度、非あんかけを挟まずに、なぜ、あんかけのまま伝わらなかったのだろう?もし、あんかけと非あんかけが同時に並行して生まれたのだとしたら、皿うどんに近い「あんかけ系うどん」を「しっぽく」と呼ぶのがフツーじゃないのだろうか?

また、山形県でのこれまでの調査結果では、あんかけ・非あんかけが混在している。スッキリと分けられるわけではないが、家庭料理のすっぽこ(非あんかけ)、外食メニューのすっぽこ(あんかけ)と見ることも可能だ。
関西ですでにあんかけ化していた「のっぺい」が伝わる際に、これと似ている「しっぽく」と混同し、間違った名前で呼ばれるようになったのか?(これはよくある現象だ)それとも、以前から言っているように、非あんかけの「しっぽくうどん」が伝わり、山形県内で独自にあんかけ化したのか?

すっぽこ(しっぽく)の伝播と「あんかけ化」の関わりについては、まだまだ謎が多い。

■家庭料理にも見られる?すっぽこ(あんかけうどん)

先に、家庭料理のすっぽこ(非あんかけ)、外食メニューのすっぽこ(あんかけ)とは「スッキリ分けられない」と書いたのは、実は、今、「家庭であんかけのすっぽこを食べていた」(山形市)、「我が家ではあんかけうどんをフツーに食べていた」(鶴岡市)という、2つの未確認あんかけ情報を入手しているためだ。
これについては、これから聞き取り調査に取りかかる予定で、次号ではなんとかその結果を報告したいと思う。
 
 
すっぽこ研究所では、引き続き「すっぽこ」情報をお待ちしています。