すっぽこ通信 11/5号

すっぽこが美味しい今日この頃、
いかがすっぽこってますか?

先日、山オヤジさんから以下のようなメールが来た。
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11/1に桃源(山オヤジさんの教え子の中華屋さん)に立ち寄ったら、
「シッポク」についてのコメントが入りました。
山形麺組合会合のおり、
勉強家から色々調べてもらった事を、店主から聞いたことです。
「シッポク」=乾燥させた椎茸。
料理業界では質が良く、上品で、ころっとしたものを言う。
中国では椎茸料理(ほとんど鍋料理)だが、
四角いお盆に何種類かの椎茸料理を並べて、
それを食するのだそうです。
シッポク鍋には当然、
中国独特の麺(包丁で早切りにした麺)は入っているそうです。
そんなのを日本で真似たのでは・・・と。
生の椎茸はシッポクとは言わないそうです。
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驚くべき内容です。
卓袱(しっぽく)にそんな意味まであったとは!
そう言えば、すっぽこに干し椎茸は欠かせない。
近々お店に行って直接話を聞いてきます。

さて、今回のすっぽこ通信は、もう一つ報告が入っている。
長井・トド・テモヤン特派員が
(本人は「秘密工作員1号」などとわけのわからんことを言ってます)
たけだ食堂を訪れた際の実食リポートである。

では熱々のホットリポートをどうぞ♪
 
 

< 日報 >  *すっぽこ研究所 テモヤン長井特派員

本日、10月31日は、記念すべき日となりました。
コアメンバーが肩を寄せ合った『すっぽこ』を襲撃すべき秘密工作員1号は、
無事任務を完遂致しました。
長井特派員でありながら、所長には、なんの情報も提供せず!
前回の試食会にも参加出来ず、泣き寝入りした日々もありました。
が、今日は、深々と「たけだ食堂」のおかみさんに頭を下げられ
『すっぽこ』の魅力に感心し、腹一杯満足して帰って来ました。

まずは、入店から・・・。
「すいませーん『すっぽこ』下さーい。」
おかみさんは、えっ!と言うような顔をしていました。
若い世代のお客が、迷わず『すっぽこ』を頼んで来るなんて
今まであっただろうか・・・・。そう心の中から聞こえてきた。
「あっ!それとライスもお願いします。」
あんかけ大好きな僕は、
必ずスッポコのアンをご飯にかけて食べてみたかった。
厨房に帰っていって聞こえて来る声は
まさかのすっぽこオーダーに戸惑いすら感じられました。

待つこと10分弱。感動しました。見るからに美味しそうなダシの香り。
「でろ、でろぉっ」とすするといいだしが効いているおつゆ!
迷わずライスにかけまくり!
・・・ 中略 ・・・
満足です。こんな美味しいものを知らなかった。見たことも無
かった。これは、ある意味画期的な食べ物です。
所長が推奨するのも納得が行きすぎです。
お愛想をしてから、おかみさんに
「色んな情報があって長井からすっぽこを食べに来たんですよ!」
「世の中、すっぽこの情報で、ここのお店が旨いって言ううわさで・・・」
おかみさん、「それは、それは、ご丁寧にありがとうございましたぁ。」
と深々と頭を下げてくる。
「この間、カメラをもった変な集団が来ませんでしたか?」
おかみさん、
「いやぁ〜・・・!あっ!あの人達も長井がら来てたんだべがぁ」
「いいやぁ!あの人達は、山形の人達だぁ!」
「今日は、まずっ、うまがったぁ!ありがとうございましたぁ!」
おかみさん「こっちごそ、ありがとうございましたぁ!」
またさらに、深々と頭を下げて頂いた場面でしたぁ。

こうして、秘密工作員1号の任務は完了しました。
画像は、携帯で撮ったものですが添付致します。
つまらないメールですがご報告まで・・・。



【所長所感】

■「すっぽこライス」は売れるかも!

つまらないなんてとんでもない、素晴らしいリポートである。なにより愛が感じられる、すっぽこ愛だ。しかもラーメン+チャーハンに匹敵するすっぽこ+ライスの組み合わせ。これは、すっぽこ再興にあたっての「キラーメニュー」になる可能性さえ感じさせてくれる。繰り返すが実に素晴らしい!今度は所長も試してみることにする。(半ライスで 笑)