INPUT & OUTPUT

普通、仕事はアウトプット。
もちろん、どんな仕事であっても
自分の引き出しを肥やすことは必要だから、
常にインプットしようという意識は大切。

でも、就業中の仕事に限ると、やはりアウトプット。
これまで蓄積した知識や技術をいろいろな形で出力する。

資料を読んだり、講演やセミナーに参加したり、
これが就業中ならインプットも「仕事」だが、
それでも、私の「仕事」は「セミナーを聞くことです」とは言わない。

会議やブレストも同様。それ自体が「私の仕事」ではなり得ない。

僕の仕事の場合、このインプットに費やす時間が、
非常に多い特殊な業種と言えるかもしれない。
インタビュー、取材などがそれだ。

もちろん、アウトプットのための作業には違いないのだが、
いい話を聞けたか、引き出すことができたかで、
7割ぐらい仕事は終わっている。
アウトプットと同等以上に大切な「仕事」だと常に痛感する。



実際、インタビューや取材の最中と言うのは、
・質問しながら、
・相手の表情を読みながら、
・相手の答えを理解しながら、
・相手の言葉をメモりながら、
・手元の資料を見ながら、
・今投げ掛ける質問を考えながら、
・その次の質問も考えながら、
・帰ったらどうまとまるか想像しながら、
・質問してる
もう、頭の中のハードディスクが猛烈な勢いで演算計算していて、
煙を上げそうなぐらいヒートアップしていたり。
だから、終わった後はヘトヘトアタマ。

時々、インタビュアー、取材業みたいな、
インプットだけで仕事として成り立ってもいいんじゃないかと
思うことがある。

司会業なんかは、これに近いのかな…。