「新民家 - まちかどまどり」竣工

「素撮り」とでもネーミングしましょうか。
引き渡し前後、引っ越し前のがらんどう物件の撮影は、普通「竣工写真」と呼びます。
いつもならその「がらんどう」に暮らしぶりをいかにイメージとして付加するか考えて撮影します。
これもその一つだけれど、自邸ということもあり、また暮らしがスタートしてからの写真をとのオーダーもあり、あえて照明もつけず逆に「がらんどう」を強調しました。
なので「素撮り」。

しかしこうして写真に撮ると、この家、笑っちゃうほど「素」ですね。
素っぴん、素直、素朴、素地、素通し…そして素性がよく素足に気持ちよく素敵で素晴らしい。
それは、瀬野和広さん、金内勝彦さんをはじめ、この家に関わってくれた方々の人柄に通じます、本当に。
瀬野さんの家づくりを「新民家」と名付けましたが「素民家」でもいいかもしれません。

ちなみに建て主は天の邪鬼です(笑)
引っ越してからの「暮らし撮り」は、暮らしの真ん中、小上がりリビングの真ん中に置く卓袱台が出来上がってから。
家具工房モクの渡邊さんにお願いしています。
デザインは打合せ済み、素材はお任せ。楽しみです。