板天そば「いせき」

新庄界隈に行くと、決してそば好きとは言えない僕でも、
つい立ち寄りたくなるそば店がある。



それが「いせき」。
歴史ふるさとセンターのほぼ向かい側にある洒落た店だ。
和のテイストを活かした店内には、いつも静かにJAZZが流れ、
慌ただしい取材などの合間でも、
ゆったりとした落ち着いた気分で食事を取ることができる。
いせきのHPを見ると、写真が趣味の店主が、
ベトナムを撮り歩いたと言うモノクロの写真集が掲載されていて、
なるほど、店の雰囲気、そばへのこだわりに通じるものがある。



元来、すすり上げることができない田舎そばが苦手なので、
十割ながら細くてコシのある、いせきのそばは格別。
蕎麦つゆもシンプルで、変な甘さのないすっきりした味わい。

 

板そばについたその日の天ぷらは、
どれも衣がさっくり、素材はほっこり。
しかも、そば店の多くが、天つゆと蕎麦つゆを兼ねるのに対して、
いせきでは、別の天汁がつくのもウレシイ。

絶妙のタイミングで出てくる蕎麦湯は、
思いのほか濃く、
これだけでも十分に蕎麦の香りが楽しめるほどだ。

   

■そば処 いせき http://stlk.jp/iseki/
山形県新庄市大手町2-28
0233-22-2681
11時〜15時(休:第1・3・5日曜日と、他の週の火曜日)
板天そば:1,300円

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