Viber - iPadやiPod Touchで使う

Viberは、今話題の(とあえて言ってしまう)、
3G、Wi-Fi環境で無料通話・SMSを実現するiPhoneアプリだ。
電話番号をアカウント代わりに使うので、Skypeのような登録も必要ない。
インストールしてアクティベートが完了すると、
連絡先の中からViberユーザーを自動的に探し出し、
Contactsリストを作ってくれる。
通話を開始する時も普通に電話をかけるように、
そのリストをタップするだけ。

しかも最近、メッセージ機能も追加され、
標準のSMS/MMS代わりにも使えるようになった。

また、バックグラウンドに立ち上げておかなくても、
プッシュ通知により受信音が鳴り、通話を受けることができる。
これもバッテリー喰いで知られるSkypeとの大きな違いだ。

Viberの回し者のようだが、それには切実な理由がある。

今使っているiPhone4は、SIMフリーのUKモデルで、
日本通信の「talking b-microSIMプラチナサービス」を利用している。
つまり、DoCoMoのFOMAネットワークや
テザリング機能の恩恵を得ている代償として、
夜中1時〜夜9時が通話無料になる、
SoftBankモバイルのホワイトプランは全く適用外なわけだ。

したがって、電話することが多い相手のうち、
iPhoneユーザーだけでもViberを利用してもらうこと。
これが、通話料金を抑えるキモとなる。
もちろん、通常のiPhoneユーザー同士でも、
ホワイトプラン適用外である夜9時〜の時間帯なら、
Viberを利用するメリットはおおいにある。

最近追加されたメッセージサービスも、
通話とシームレスで、使い勝手がとてもいい。
ぜひ、ぼくのために、みなさん使ってください。

Viber - Free Phone Calls - Viber Media, Inc.
 
 
さて、ここからが本題(笑)

冒頭で、Viberはアカウント代わりに電話番号を使うと書いた。
Viberのアクティベート(使えるようにする)には、
さらに「Viber code」を入力する必要があるのだが、
その取得に、国際SMS受信もしくは通話ができる環境が不可欠。
そのための「電話番号」でもある。

ところが、iPad Wi-Fi(もしくはSIMなしiPad)や
iPod Touch(もしくはSIMなしiPhone)には、電話番号がない。
では、Viberがアクティベートできないかというと、そうでもない。
要は、登録とViber code取得のための電話番号があればいい。

たとえばiPhoneとガラケーの2台持ちの人なら、
ガラケーの番号で登録してcodeをゲットし、
それをViberに入力してやればOK。すんなり使えるようになる。
もしくは、自宅や会社の固定電話番号でも大丈夫だ。

固定電話の場合は、codeを入力する画面で
右上の「No Code?」からWeb画面に移り、「Get code」をタップすると、
番号非通知の電話がかかってくる。
英語なので最初はビビるが、4桁の数字をゆっくり発音してくれる♪

*番号の登録は通常と同じく、1桁目の「0」を抜いてね。
*SMSでcodeが届かない!って人も、この手順で。

これで、Wi-Fi環境にありさえすれば、iPad、iPod Touchでも
Viberで無料通話・SMSが可能になる。
代替えした古いiPhoneをお持ちの人なら、
自宅から自分宛てにかけてもらう専用機としても再活用できる。

*ただし、ガラケーや固定電話の番号で登録すると、
Viberした相手に表示されるので、その点だけ慎重に自己責任で。

Viber - Free Phone Calls - Viber Media, Inc.
 
最後に。
Android用アプリもまもなくリリースされそうだ。
今、Viberのwebサイトで「β版テスター」の登録を受け付けている。